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濃姫×森蘭丸

 安土城は魔王・信長のねぐらである。そこに足を踏み入れた者は、時として魔界に引きずり込まれるという。たとえそれが、信長の寵愛する小姓であろうとも。

「すう……すう……」
 この城のどこかに、信長とその妻・濃姫の寝室はある。その隣の小部屋で、美しい少年が安らかな寝息を立てていた。
 森蘭丸成利。女も嫉妬する美貌だけでなく、知性と武勇をも兼ね添えた、信長の若き懐刀である。
「う……うぅんっ……?」
 急に、蘭丸は息苦しそうにうめいた。異様な感覚が、眠りを破ろうとしている。
(身体が重い。まるで、大蛇に絡みつかれているようだ)
 悪い夢、ではないらしい。現に真上から、何者かが組みついていると気付いた。
(不覚! ですが、むざむざ殺されるわけにはいかない。この状況を切り抜けなければ――)
 それにしても、気配も悟らせず、蘭丸の体の自由を奪うとは。彼のすぐ傍らには身の丈ほどもある刀が立てかけられている。それに、短刀だって忍ばせているのに。
「大人が寝るには早いんじゃない?」
 不意に、曲者が口を開いた。

 声色は、背筋が震えるほどなまめかしい。聞き慣れた女の声だった。だからこそ、蘭丸はわが耳を疑った。
「お、お濃様!?」
 蘭丸の胸板にはきわめて豊かな双球が押し当てられている。自分の脚にはすらりとした長い脚が絡められていた。襦袢越しでも、相手の素性はすぐに分かる。
 隣室で眠っているはずの、濃姫だと。
「お戯れが過ぎます。信長様を裏切るような真似は、ん――っ!?」
 蘭丸の諫めは、濃姫の唇の中へとかき消えた。ぬめった舌が蘭丸の可憐な唇を、歯列を舐め、口の中に入り込んでくる。
 しかし、濃姫の舌を噛むわけにもいかない。頭の働かない今、どうしていいか分からなくなっている。
 無抵抗なのをいいことに、濃姫は蘭丸の口内を舌で蹂躙する。たっぷり唾液を流し込み、すする。
(女を知らないわね、この拙い動きは――ふふ、可愛いわ)
 濃姫は、愉快で仕方なかった。仕事一筋に打ち込んできた蘭丸は、接吻もまだ経験していなかった。この時代にしては、かなり奥手と言える。その彼の唇を強奪するというのは、なかなかそそる。蘭丸の唇は少女のように小さく、吐息は清涼感に満ちている。想像以上に「いいもの」だった。
 やがて、蘭丸の舌も反応を返すようになってきた。そこで一度唇を離す。熱い吐息を纏いながら、二人の唾液がねっとりと糸を引いた。
「はあ、はあぁっ……」
「裏切り? あの人のものは私のもの、私のものはあの人のもの。そうでしょう?」
 当然のごとく、濃姫は言ってのける。
(ま、まさか。信長様は承知の上で!?)
 蘭丸の視界が、一瞬暗転する。頭を金槌で殴られたようだった。常人には理解できなところもあるが、信長は本当に濃姫を愛している。その妻に、小姓を襲わせるとは。涎も拭けず、蘭丸は呆然と濃姫を見つめていた。
「分かったら、あなたのすべてを私に見せなさい」
 濃姫の手が、蘭丸の寝巻の襟をつかんだ。左右にはだけると、豆粒のように小さな乳頭が顔をのぞかせる。男の乳首など見ても面白くないはずだが、蘭丸のそれは危険な艶を漂わせていた。
 チロチロと舌をうごめかせながら、濃姫の顔が乳首へと近寄っていく。唾液の痕を残しつつ、軟体動物は白い胸板を登っていく。
「はう! あ、やっ! うぅんっ」
 乳首が、真っ赤な唇にふくまれた。蘭丸は、生娘のようにか細い声で鳴いた。女はもちろん、男をも狂わせる声で。
「いいわよ蘭丸、とても可愛くて。それなのに……」
 濃姫の指先がツツ……と、へそを通り過ぎていく。純白の下帯の中へと侵入し――おもむろにつかんだ。蘭丸の尊厳を。
「ここはすごく立派じゃない。硬くて、熱いわ」
「はお、あああっ!?」
 ガクンガクンと、布団の上で蘭丸の腰が跳ねる。接吻だけで興奮してしまったのか、意外と溜まっていたのか。すでに包皮は剥け上がり、桃色の初々しい亀頭が露に塗れている。草むらはごく薄い。
「まずは、放ってもらおうかしら。あなたの身体に眠る、命のたぎりをたっぷりと……」
 射精を強要されても、今の蘭丸の身体は従順に受け入れてしまうだろう。昼は有能な事務官でも、夜は無垢な少年にすぎない。
 ひんやりした掌が、蘭丸の肉刀を柔らかく包んだ。すぐさま、いやらしい上下運動が始まる。
「ひっ!?」
 竿だけではない。玉袋を転がされ、時々は太ももまで指が這う。そのたびに、蘭丸は布団に皺を作って悶えた。
「うぁっ、んああ……お、お濃様ぁ、お許しをっ、駄目、だめええっ」
「ここはそうは言ってないわ……主君に嘘をつくようないけない小姓は、折檻してあげる」
 蘭丸の懇願も聞き流し、蝮の姫はさらに上下動を加速させてしごく。乳首を吸引したり、甘噛みしたりと可愛がることも忘れない。いつもは敵兵の血に塗れる手が、今は美少年の先走り汁でびしょ濡れになっていた。
「はああ! で、出てしまいますっ、止めて、止めてくださいませっ、はひいいっ」
 蘭丸の喘ぎはさらに激しくなり、切羽詰まっているのが如実に分かる。だが、濃姫を突き飛ばしたりはしない。濃姫は、彼が本心で望むことをしてやっているにすぎない。
 すなわち――苛められたい。苛められたうえで、思う存分出したい。
 袋から輸精管を通り、蘭丸の生命力がぐんぐんと竿の中を駆けのぼる。もはや、意志の力で止めることはできない。
「あ、あ、あぁあぁあ――――!」
 ひときわ盛大な悲鳴とともに、濃密な白濁が天へと噴き出した。
 亀頭をひくつかせながら、何秒も、何十秒も、噴出は狂ったように続く。それが手にかかると、濃姫は一舐めし、艶然と微笑んだ。
「とっても濃いわ……あの人と同じくらい。今夜だけで、何回出せるのかしら」
「はあはあっ……そ、そのようなものを飲まれては、お身体に毒ですっ……」
 だが、自分の精液を舐める姿はあまりにも強烈で、放出したばかりの牡器官がたちまち力を得る。
 濃姫の瞳が、いっそう闇に光った。

「綺麗……あなたが男か女か、だなんてどうでもよくなるわね……」
 しばらく後、蘭丸はうつぶせに転がされていた。寝巻も下帯も、乱雑に散らばっている。体毛も薄く色白の蘭丸の肌は、とても男のものとは思えない。陽物が見えないと、蘭丸の裸体はますます中性的に見える。
「だから、次はここを可愛がってあげる……」
 剥き卵のような尻肉に、濃姫の視線が注がれた。指は割れ目に滑り込み、男女共通の孔へと、蝮の魔手が伸びていく。
 小さな、小さな窄まりに、指先が達した。すぐさま、人差し指が容赦なく埋められていく。出すための孔が、指一本を根本くわえ込んだ。胎内で、濃姫の指が別の生き物のようにうごめく。
「あ! あ!? き、汚いですっ」
 すさまじい羞恥に襲われ、蘭丸は尻を思い切り左右に振って抗った。やはり、経験はないらしい。誰もが、蘭丸と信長のただならぬ関係を疑っているというのに。
「ふふ、そんなことないわよ。ちゃんと洗ってあるんでしょ?」
 たしかに几帳面な蘭丸は身体の洗い方も丁寧なのだが、それとは別の問題である。むしろ綺麗好きだからこそ、このような仕打ちには人一倍の抵抗があった。
 それなのに、はらわたの奥底から、得体のしれない妖しい感覚が頭をもたげてくる。痛いのか、痒いのか、それとも……
「いい声で鳴くのね。あの人に、可愛がってもらった?」
 濃姫の声には少しだけ、嫉妬の色が混じっていた。この時代、男同士の肉体関係は奇妙ではなかった。寵愛を争う相手として見ていたとしても、不思議ではない。
「ち、違いますっ! 信長様とは、そのような、あっ!? あああ――っ」
 蘭丸の瞳が、驚愕に見開かれる。蝮の舌が、菊花をとらえてねぶっていた。皺のひとつひとつへ唾液をまぶすように、執拗に舌先を使う。
 竿はさらに膨張し、未知なる感覚にカクカクと腰を振ってしまう。その痴態が、この美小姓にはおそろしいほど似合っていた。
「それでもいいのよ。私に抱かれても、あの人に抱かれても、結局は同じなんだから」
 嫉妬以上の愛着が、濃姫にはあった。その愛が、いつも極端な形で表れるので、周囲はたまったものではないのだが。
 舐めながら、指先は竿と玉袋に添えて再びしごく。
(嗚呼……先ほど、出したばかりだというのに……)
 もはや、こうなった理由を考える余裕はなくなっていた。ただ、自分の身に施される異常な体験に身をゆだねるのみ。尻穴を舐められながら、蘭丸は己が分身をまたも屹立させていった。

「うう……」
 今度は、また仰向けに。いいように、蘭丸は布団の上で転がされる。執拗な尻穴愛撫によって、股間はすっかり覇気を取り戻していた。
「そろそろ、いただこうかしら」
 蘭丸はせわしなく胸を上下させるだけで、答えはない。
 濃姫は唇の端を釣り上げると、襦袢を肩口から滑り落とした。女性にしては高い背丈の持ち主であるうえに、胸と腰にはたっぷりと脂がのっている。はちきれそうでありながら、重力に逆らうようにツンと上を向く乳房は、魔性と呼ぶにふさわしい。大きめでやや色濃い乳輪が、淫靡さをさらに増していた。当然、今までの責めで興奮しきって、しこりきっている。
 さらにみだりがましいのは、女芯だった。多毛で花びらも厚く色濃い。まさに男を食らう大輪の花が咲き誇っている。こちらも花弁からは蜜がしとどに滴り、長い脚を伝い落ちている。
 蘭丸のモノの上に、濃姫はゆるゆると腰を落としていく。見せつけるように、腰を左右にひねりながら。
「あぁんっ……素敵なもの、持ってるじゃない……」
 二度の射精にもかかわらず、蘭丸の肉刀はますます雄々しさを増していた。予想外の猛りに、濃姫も思わずため息をつく。
 やがて、蘭丸のすべては濃姫にくわえ込まれた。男を知り尽くした媚粘膜が、涎を垂らして少年をしゃぶり尽くしている。
「どう? これが女よ。柔らかいでしょう、温かいでしょう。あの人も、この中に迎えているのよ」
(ああ、信長様の女(ひと)と、繋がってしまった……)
 主君への罪悪感にさいなまれ、一筋の涙を流しながら、蘭丸は今までになく満たされるのが分かった。形はどうあれ、信長と同じ悦楽を味わっているのだから。
「さあ、放ちなさい。あの人と同じ所へ」
「んあああっ……」
 濃姫が、魔性の乳をタプンタプンと揺らし、踊るように腰を振る。
 上体を倒し、蘭丸の手を取って胸をつかませる。それすら容易に押し返すほど、濃姫の魔乳には弾力があふれていた。女の味を知った少年は、もっと、揉みしだきたくなってくる。
 人形のように弄ばれていた蘭丸も、いつしか自ら腰を突き上げ始めていた。
「う、おおっ……いかがですか、お濃様……」
「まだ足りないわ。もっと奥まで、私を満たしなさいっ」
「は、はいっ! 蘭丸、乱れますっ」
 豊満な臀部を鷲づかみにし、蘭丸は腰も砕けよとばかりに繰り返し突き上げる。肉と肉、体液と体液の混ざり合う音が、互いの耳をふさぐ。
 蘭丸はよく持ちこたえた。しかし、女を知ったばかりの肉刀がビクビクンとわななき、限界を訴える。
「出る……出します、お濃様の中に……」
「いいわ。受け止めてあげる」
「う……お……あああ――っ!」
 いつもの彼とは思えぬ咆哮を上げながら、蘭丸は欲望を解放した。体内に残っていたすべての精ではないかと思えるほどの激流が、鈴口から解き放たれる。液体というより塊に近い粘液が、幾度も幾度も最深部へと浴びせられていく。快感のあまり、気をやってしまうまで。
「ふふ……見せてもらったわ、本当のあなたの姿」
 濃姫は、絶頂には達しなかった。だが磨き上げた肌には汗の玉がいくつも浮かび、髪は大きく振り乱していた。彼女もまた、忠実な小姓を思う存分乱れさせ、搾り取り、十分満足していた。

 気を失った蘭丸にきちんと寝巻を着せ、濃姫は立ち去る。まじめなこの少年は、今の出来事を夢幻だと思うように努力するだろう。
「お濃の相手、お蘭には荷が重かった、か……クク、是非もなし」
 濃姫の傍らには、いつしか信長が立っていた。やはり信長も承知の上、いやむしろ楽しんでいたのだ。
「なかなか素敵だったわよ。いけないことだと思っていても、最後は獣みたいになって……あぁん」
 信長の人さし指が、濃姫の膣口へとおもむろに挿し込まれた。蜜壺をかき回し、引き抜く。そこには、二人の体液が混じり合っていた。横たわる蘭丸に向かって、糸引く淫液をかざす。
「お蘭。うぬの髪の毛一本まで、信長らに……尽くせ」

 こうして蘭丸は、肉体も魂も魔王夫妻に捧げたのだった。

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この物語のヒロインたちは、以下の作品にも出ています
濃姫×甄姫  遠呂智の淫謀 濃姫編

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Written by◆17P/B1Dqzo