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太公望×妲己

 復活した遠呂智は、人間たちの手で倒された。戦場から離脱した妲己もまた、宿敵から逃れることはできなかった。
「今度こそ観念してもらおう、妲己」
 白馬にまたがった若者が、妲己を冷徹に見下ろしている。彼の手にした釣竿から糸が伸び、妲己の妖艶な肢体をがんじがらめに縛っていた。太公望。仙界三人衆の一人である彼は、周知の通り妲己と浅からぬ因縁で結びついていた。
「はいはい。で、あたしをどうするつもり? 太公望さん」
「当然、仙界に連れ帰る。今度こそ逃がしはしない」
 かくして、妲己の命運は決した。

 それからしばらくして。
 広大な庭園で、妲己は死ぬほど暇そうな顔をして、池の鯉に餌などやっている。見えない結界の中なら、彼女も普通に過ごすことが許されていた。
 その結界の中で、なんと太公望も釣りをしていた。それを見つけた妲己は、呆れながら近寄る。
「また来たの? ひょっとしてアンタ暇なわけ? っていうか飼ってる鯉釣らないでよ」
 太公望は妲己の方を向こうともしない。
「遠呂智も清盛も倒れ、悟空は三蔵が連れ戻した。そしてお前はここにいる。当分、あれ以上の混乱は起こるまい」
 さっぱり釣れなかったらしく、切り上げる。池の真ん中のあずま屋へと歩き始めた。妲己も仕方なくついていく。
「遠呂智……様が作った世界はどうするのよ。あのまま戻せないんでしょ?」
「人間たちはどうにかやっていくつもりらしい。あの世界、もはや彼らのものだろう」
 人間たちを信頼しているのか、興味を失ったのか。驚くほどいい加減な答えだった。
「それに」
 あずま屋に着くや否や、太公望は妲己を片手で抱き寄せた。妲己の顎に手を添えて、こちらを向かせる。ツンとした、いかにも心を許していない表情が、かえって様になる。
「何よ」
「私も、目的は果たしたからな」
 狐そのものの耳を舐める。かすかに声を上げた妲己の、真紅の唇を奪う。
「ん……もう」
 慣れっこになっているらしく、妲己は抵抗もしない。しばらくすると彼女も太公望の背に手を回し、舌を絡めていく。
 大きく襟と脇のあいた衣装、というか布切れの隙間から、病的に白い美巨乳に手を忍ばせる。大きく半球状に張り出しながら、ツンと上向く。自重を考えればありえない。世の男どもの妄想を練り上げたかのような、完璧な造形がそこにはある。
「んふ……」
 その大きさと弾力を存分に味わう。妲己もまた、吐息を漏らし始めていた。
「もう、硬くなっているぞ」
「あひぃ!」
 色淡い乳首をひねり上げると、妲己は可愛らしく鳴く。それを確かめると、太公望は片手を尻に這わせた。妲己の本性は白面金毛九尾の狐だが、今の姿では衣装の一部になっている。だから、滑らかな尻肉は尻尾に邪魔されることなく揉むことができた。美巨乳ばかりに目が行きがちだが、剥き卵のような尻肉も妖艶なたたずまいである。
 尻を撫でていた手が、いよいよ前へと動く。常識で考えれば人前に出られないような極小の股布の下に割って入る。意外にも毛一つない、無毛の丘がその指に触れる。
「あはああっ……あむうっ」
 口づけを続けながら、太公望は器用に割れ目を開く。特に陰核の皮を剥いて執拗にまさぐると、たちまち妲己は腰をカクカクと振り始めた。
「んんっ! 坊やの癖に、生意気ぃっ」
「ありがとう、最高の褒め言葉だよ」
 指先が露に塗れてぐちゃぐちゃになるまで、太公望は妲己の秘めどころを弄ぶ。妲己の白い肌に玉の汗が浮かんで赤らみ、瞳が潤んできた。
「そら、まずは軽く鳴くがいい」
 肌から伝わる彼女のわななきを楽しみながら、太公望は豆をひねる。
「あっ、そんな、信じられないっ、あっ、あああ――ッ!!」
 一瞬で、視界も意識も真っ白に塗り潰された。太公望にすがりついたまま、妲己は気をやってしまった。

 ほくそ笑む太公望の腕の中で、妲己はすぐに意識を取り戻す。
「どうした女狐。ずいぶんと弱くなったものだな」
「ま……まあ、見てなさい。女が武器ってのはこういうことよ」
 妲己は自ら上半身をはだけた。ぷるるんと震えながら、水蜜桃がまろび出る。
「ほら、突っ立ってないで」
 手近な椅子に腰かけた太公望の股の間に、妲己が割り込む。服の下から肉棒をつかみだし、しげしげと眺める。
「こっちの竿も、本格的じゃない。先から糸まで引くし」
 ニヤニヤしながら、指先で亀頭をいじる。早くも先走りがねっとりと漏れてくる。
「じゃ、いっただっきまーす♪ はむっ」
 真っ赤な唇の中に、竿先がくわえ込まれる。同時に、幹の部分は左右から柔らかく温かな美巨乳が挟み撃ち。これをやられては、並の男ならこの瞬間に情けなくも射精するだろう。
 両手で乳房をぐいぐい押しつけながら、口ははしたない音を立てて猛烈に吸引する。舌で裏筋をくすぐることも忘れない。
「じゅるるるっ、ちゅばっ!! あぁん、こっちも興奮しちゃうぅ」
「さ、さすがっ……」
 ふてぶてしいまでに余裕の太公望が、この時ばかりは眉間にしわを寄せてもがく。すると、妲己は突然口と胸を離してしまった。いぶかる太公望の股間を――
「ぬうっ!?」
 足の裏で踏みつけたではないか。若干の痛み、だがそれ以上に狐そのものの肉球が柔らかく気持ちよすぎる。屈辱と快感の間で、太公望は惑乱した。
「こ、この私に何という仕打ちをおおっ、ぐ、おああっ」
「あーはっはっは! だったらこの竿、何でこんなにビンビンなのかしら? ひょっとして太公望さんって変態?」
 口に手の甲を当てて、高笑い。やはり、こういうときの妲己は生き生きしている。
「さあ、私の足の裏に汚くぶっかけなさい!」
 だが、太公望の口元には笑みが浮かんでいた。
「妲己、お前の技は堪能したよ。だが……全知全能たるこの私を侮ってもらっては困る!」
 太公望は受けから攻めに転ずることにしたのだ。肉竿がさらに長さを増し、硬質化する。
「ちょ、太公望さん、それ仙術の無駄遣い……きゃあっ」
 踏まれているのをものともせず、太公望は立ち上がる。妲己は体勢を崩し、その場にへたり込んでしまった。見上げれば、太公望の股間には天を向く宝貝。
 太公望は妲己を押さえ込み、股布をむしり取った。先ほどの執拗な愛撫で、妲己の一本筋の奥から、こんこんと泉がわき出ている。さらには太公望をいじめていたことで、自身も興奮していたのだろう。すでにできあがっていた。通常に倍する長さのモノが、妲己の無毛の股間へと押し当てられる。
「待っ……」
「却下」
 長大かつガチガチな宝貝が、深遠な肉絨毯の中へと押し込まれていく。
「お、あ、あ……!」
 妲己は口をパクパクさせ、太公望を見つめることしかできない。これほど強烈な挿入は遠呂智以来だった。
「も、もう、あ、当たってるぅ! 奥に、一番奥にいぃっ!!」
 さらに、太公望はグイグイと腰を使う。宝貝と化した肉竿は、接した肉襞に仙力を注ぎ込み感覚を鋭敏にするからたまらない。石のような雁首が粘膜を擦り立てると、その動きに妲己の腰も同調していた。つい、太公望にしがみついてしまう。
 太公望も決して冷静ではいられなかった。
「ふうう……何百何千と男をくわえ込んでいるのに、この狭さは生娘以上ではないか……おお!」
 頭で考えるより先に、腰が動いてしまう。強引に掘削する膣内だが、絡みつく肉襞はあまりにも心地よい。気を抜くと魂ごと持って行かれそうだった。不倶戴天の敵のはずなのに、いざ身体を重ねれば二人の相性は抜群というのも皮肉な話ではある。
「ひいっ……もう、らめぇ……」
 そう弱々しくつぶやいて先に白目をむき、口から泡を吹いて失神したのは妲己だった。男の矜持をどうにか保った太公望もまた、気が緩んだ途端に尿道の中のたぎりをおさえられない。
「うう! ふうう、おお……」
 あとからあとから、放精は止まらない。もはや妲己の子宮は、太公望の精に満たされていることだろう。ひとしきり呻いてから、女狐の豊満な双乳へと顔を埋めるのだった。

「さて、気分転換に散歩にでもつきあってもらおうか」
 妲己に、太公望は首輪をはめる。激しい交わりの後で彼女は衣装を維持できず、全裸になっていた。元に戻った九本の尾が、尻肉を淫靡に飾り立てる。
「……いつまでも私がここにいると思わないでよね。必ずあんたに一泡吹かせてやるから」
「先ほど泡を吹いたのにか?」
 太公望はニヤニヤするばかり。
「ああもう! ああ言えばこう言うし!」
「仮にもし逃げても、だ。私はどこまでも、お前を追いかけてやる。違う世界に行こうともな」
 その声にはゆるぎない自信がみなぎっていた。そして、不思議と真剣さが感じられた。
「うわ……最悪」
 仙人と妖狐。奇妙な縁に結ばれている二人は、連れだって庭園を後にした。

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Written by◆17P/B1Dqzo