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陸遜×祝融

 孫呉にとって、敵は魏と蜀だけではない。南方の異民族たちもまた、積極的な外征を妨げる脅威となっていた。後顧の憂いを絶つべく、孫権は南中制圧を決断。陸遜を総大将に任命した。
 当然だが、南蛮王・孟獲にとって、孫呉の事情など知ったことではない。自分たちの天下を守るため、徹底抗戦の構えを取る。猛獣使いに、籐甲兵。見たこともない軍隊が、呉軍を苦しめる。
 さらにはその先頭に立ち、一人の女戦士が陸遜に挑みかかった。はち切れんばかりの褐色の肢体を躍動させ、火種もないのに炎を自在に操る。彼女こそ、孟獲の妻・祝融であった。
 放火、ではなく火計の達人と、自称火の神の末裔。二人の出会いは、運命だったのかもしれない。

「かはっ! こ、こんな坊や相手に……」
「戦に年は関係ないでしょう?」
 陸遜の鋭い一撃が、祝融のみぞおちに突き刺さった。息も止まるほどの苦痛に、目を見開く。彼女は胸と腰を獣の皮で覆うだけで、引き締まった腹部には何の防具も身につけていない。
 突き刺さっているのは剣ではない。陸遜が相手の懐に潜り込んで放った、肘鉄であった。それでも狙いすました一撃は、祝融の意識を失わせるに十分であろう。
「南蛮王の奥方ともなれば、簡単に斬るわけにはいきませんからね……おっと」
 倒れこむ祝融を、陸遜はしっかりと受け止める。背丈で自分に勝っている女性が脱力しているので、それなりに重い。
「さて……聞き出したいことは山ほどあります……が……」
 立派で柔らかな褐色の乳房が、毛皮越しに押し付けられてくる。肌からは、擦り込まれた香油の匂いも漂ってくる。
(この地に、かくも美しい女性がいるとは……)
 陸遜は、意識を失った年上の女性の顔をまじまじと見つめていた。自分と同じ肌の色が、どこか懐かしさを感じさせる。若き俊才の息が荒くなっているのは、死闘のせいだけではない。
(この人を、私のものにできたら……!)
 涼しい顔の下に情欲の炎が灯る。十七歳の青年に、その炎を鎮めることはできなかった。
 それでも、この場でいきなり嬲るような真似はしない。思いを遂げるためにあえて遠回りするのが彼のやり方なのだから。
「この者を本陣へ!」
 陸遜は何も知らぬ部下たちに、ハキハキした声で命じた。

 倉庫として使っている薄暗い天幕に、祝融を運び込ませる。
「ご苦労でした。各自、元の持ち場に戻ってください。敵はこの者を取り戻そうとしてくるでしょうから、警戒は怠りなく」
 部下が退出すると、陸遜は下準備を始めた。縄で手首を固く縛り、天幕の骨組みから足がギリギリで地に着かない程度に吊り下げる。高所での作業も、彼にかかれば容易なものだった。
「綺麗ですね……我が国の女性たちとはまた違う、自然のままの輝きがある」
 物言わぬ半裸の女戦士を、頭からつま先まで眺める。陸遜は思わず、ため息を一つついていた。
 戦っているときは猛々しさばかりが目立っていた祝融だが、気を失っている今はその健康美をじっくりと堪能できる。太陽の光をたっぷり吸い込んだ小麦色の肌は、刺青でいっそう魅惑的に飾られている。毛皮の下がどのようになっているのか、陸遜も確かめずにはいられない。
 祝融の背後に回り、陸遜は両手で祝融の美乳をつかんだ。
(凄い。とても私の手のひらには収まらないですよ)
 その発育ぶりにあらためて感嘆しつつ、陸遜はこの人妻の肉体をいよいよ愉しみはじめた。やけに慣れた手つきで、まずは毛皮越しに揉みしだく。だが、その毛皮一枚がもどかしい。
 陸遜は祝融の腋から毛皮の中に手を突っ込んだ。美巨乳を、直に撫で回す。少々汗に濡れた肌の手触りが、温もりが心地よい。弾力も抜群で、強めにつかんでも容易に押し返された。
 そして、頂点へ。やや大きめの乳頭を、親指と人差し指でつまみ、きつめに転がす。
「ン……ア……!」
 苦痛か、快感か。気を失っていた女戦士の唇から、喘ぎが漏れ出した。意識が戻りつつあることに気付いても、陸遜は責めを止めない。挙げ句には、爪の先で乳頭を軽く捻った。
「んああっ! な、何が起きてるんだい……」
 さすがに祝融も意識を取り戻した。陸遜は手を止めず、耳元で囁く。
「これから、あなたの心を攻めさせてもらいます。ご安心を、痛くはしませんから」
 どこかで聞いたような台詞を、にこやかに言ってのける。直後。
「きゃあああ――っ!」
 祝融が、盛大な悲鳴を上げた。陸遜の手には、彼女の腰に巻かれていた毛皮が握られていた。下半身の砦をむしり取ってしまったのだ。いくら彼女でも、恥ずかしいものは恥ずかしい。頬が、ぱっと朱に染まった。
 肉付き豊かなむっちりした尻肉が陸遜の目に晒される。撫でてみれば、その滑らかさは乳房に勝るとも劣らない。
「いい加減にしなよ……ひっ!」
 陸遜の手が、祝融の股間へと伸びる。茂みは豊穣だが、しっかり手入れされている。やはり人妻ということなのだろう。
 乳房へのねっとりとした愛撫はやめず、恥丘から徐々に肉厚の陰唇へ。そして、大きめの淫豆にたどり着く。容赦なく、皮を剥き上げた。
「ぅはああっ! あ、アンタ、その年で、どうしてこんなに……ひっ! あふうっ」
 豆が好きなようにさすられ、揉まれ、押しつぶされる。そのたびに、祝融は腰を振って悶える。
「そうですね……こういう時のため、かもしれません……」
 青年の声には、年不相応な余裕が感じられた。やはり、この年にしてかなりの場数を踏んでいる。
 しかし、人妻の痴態に興奮が極まっているのも確かだった。祝融の耳をひっきりなしに舐め、股間では肉の剣が垂直に立ち上がりつつある。
「はあ、はああ……アンタなんかに、心を許すものかっ……あ、ああっ……」
 祝融の抗議の声も、ずいぶんと弱々しくなってきた。淫豆攻めで滲み出した愛汁は、内腿からふくらはぎへと伝い落ちている。陰唇も充血の度合いを増し、弛緩し始めていた。心を攻めるというより身体を攻めているが、その効果は確かなものだった。

「そろそろ、頃合いですね。あなたの心、攻め落とすとしましょう」
 衣の下から取り出された陸遜の肉剣は、それほどの大きさでもない。しかし、そのあどけない顔立ちからすれば、やはり凶暴な牡器官であることに変わりはなかった。
 二度、三度、祝融の尻の谷間に擦り付ける。挿入の予兆に、夫を持つ女は髪を振り乱した。
「いや、いやあっ……それはダメ、入れないで、入れないでえ! 後生だからぁ」
 その様に、陸遜は強烈に女を感じていた。初めて会ったときの予感は、間違いではなかったと。
「行きますよ」
 暴れる尻肉をつかみ、切っ先を陰唇にぐっと押し付ける。背後から、立ったまま犯そうというのだ。
 半ば無理やり高められた秘裂の中に、陸遜自身がめり込んでいく。
「い、いやあっ! アンタ、あんたああっ」
 のけぞり、乳房を大きく揺らして祝融が悶える。しかし、挿入自体は容易に進んでしまった。ねっとりとしゃぶるような媚肉のうごめきに、陸遜も感嘆の声を上げていた。
「これが……あなたの中……本当に、燃えるようです……」
 奥までしっかり突き入れると、陸遜はじっくりと前後に動き始めた。浅く、深く、時には捻りを加えつつ。祝融の反応を見ながら、攻める部分を変えていく。
「あ、はああ……嫌だよぉ、こんなに旦那以外の男と、相性がいい、なんてえ……はひいぃっ」
 祝融は涙を流し、涎を垂らし、もはや自分を見失っているように見えた。その乱れように満足し、陸遜はとどめとばかりに何度も最深部まで貫く。
「ア、アタシ、もう、燃え尽きちまうっ……ああ、ああっ……」
 虚空を見つめながら、祝融は全身をぶるっと震わせた。誰が見ても、絶頂のときは近い。青年軍師と繋がったまま、誇り高き女戦士の視界に無数の星が瞬き――
「はう、あああ――っ!!」
 憎いはずの侵略者を、媚肉全体で舐め回してしまった。そのまま祝融は、意識を彼方に飛ばす。
 しかし、一方の陸遜は驚異的な精神力で祝融の中から引き抜く。容赦なく中に注いでもいいはずなのに。代わりに、背中から尻まで、ビュルビュルと怒涛のごとく子種をぶちまけた。小麦色の肌が、白い粘液に染まる。
「はあっ、はあっ、はあっ……ふふ、あなたの心を攻める戦は、まだ始まったばかりですよ……」
 陸遜は再び気絶した祝融の乳首を狂おしく舐め、吸いたてながら、笑みを浮かべていた。

 その後ほどなくして、祝融は解放された。しかし彼女の怒りが収まるはずもない。数日して再び、彼女は陸遜の前に姿を見せた。
「坊や! 今日はこの前みたいにはいかないよ!」
「この前? ああ、素敵なひとときを過ごさせていただきましたね」
 和やかに答える陸遜を見て、祝融の頭にたちまち血が昇る。
「なっ、なっ……何言ってんだい! かっ覚悟しなっ!」
 全力で疾走してくる祝融が、陸遜の目には今日も変わらずまぶしかった。
(何度でも、来てください。陸伯言、あなたの気が済むまでお相手いたします)
 心の中だけで、そう呼びかけながら。

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この物語のヒロインたちは、以下の作品にも出ています
陸遜×祝融  真田幸村×祝融  遠呂智の淫謀 祝融編

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Written by◆17P/B1Dqzo