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雑賀孫市×月英

 魔王・遠呂智による世界の融合。それは雑賀孫市にとって、新たな美女との出会いを期待させるに十分な出来事だった。その予感は当たり、長谷堂で救出した諸葛亮の妻・月英は才色兼備の人妻。彼女のつれない態度が、ますます彼の心に火を着けていた……

 その後、孫市は趙雲一行に加わり、成都を遠呂智軍から解放。次なる旅に備えて、城内で一泊することにした。劉備がいないとはいえ、蜀軍の面々は久しぶりに心休まる思いだろう。
 だが、夜の狙撃手に休息の暇はない。
「そこに美女がいるから――てか?」
 信長を狙撃した男は、月英の寝室に抜き足差し足で向かっていた。もちろんどこかの豚のように、手籠めにするような無粋な真似はしない。彼は愛という名の弾丸で、人妻の心を射抜くつもりだった。できれば。

 月英の寝室は、いかにも彼女らしく整然としていた。その隅の寝台で、薄衣一枚の月英が静かに眠っている。さすがにいびきをかいたりはしないようだ。
「貴女が悪いんだぜ。そのつれない態度が、俺の火縄に火をつけちまった」
 孫市は自分の部屋のように、ごく自然に布団にもぐりこんだ。そっと、月英の肩に手を回す。
 すると。

「ぬお!?」
 いきなり月英が孫市に向き直り、抱きしめてきたではないか。夫と勘違いし、ねぼけているのだろうか。さすがの孫市も驚いたが、すぐに優しい声をかける。
「可哀想に、よほど寂しい思いをしていたんだな。だが安心してくれ。貴女の孤独は、俺が十二分に埋めてみせるさ」
 しかし、まったく返事がない。力も強すぎる。何より、温もりが感じられない。孫市の顔から血の気が引いた。
「カラクリ……人形……」
「あなたが襲撃に来ることは、計算ずみでした」
 頭上から、冷ややかな声が浴びせられた。寝台の傍らに、本物の月英が立って夜の狙撃手(自称)を見下ろしている。こちらも薄衣一枚だが、艶っぽさは木偶人形の比ではない。闇の中ですら、魅惑的な身体の線は一目瞭然だった。
「カラクリ人形に愛を語るのは、見ていてなかなか愉快ですね」
「はは……貴女は賢いなあ……ってうおい!?」
 その手には、穏やかでない黒光りする物体が握られていた。長さ五寸ほど、松茸のような形状といえばもはやお分かりだろう。
「な、なあ月英。それは一体何なのかな?」
 聞くまでもないことだが、
『いいえ、松茸です』
という答えに一縷の望みを託す。
「聞けば、あなたの国では男同士が愛し合うのが普通だそうですね。可哀想に、さぞ溜まっていらっしゃるのでしょう。これの性能は作者の私が保証します」
「やっぱりかぁ!」
 どこか楽しそうだった。月英はおそらく、夫のいない寂しさをこれで紛らわしていたのだろう。この貞淑な月英がこんな道具を使って。その光景を思い浮かべると、思わず股間の肉銃も反応してしまう。
 などと考えている場合ではない。身動き取れない孫市の下半身に、月英の魔の手が伸びる。
「ふふふ」
「いや待て待て! 笑えねえから! 止めてやめて止めて」
 雑賀孫市、戦国日本には珍しくソッチの趣味はない。このままでは、男として大事な何かを失い、何かに目覚めてしまうだろう。常人には発音できないような叫び声を上げて。

 その危機感が、孫市の筋力を爆発的に引き出した。
「させるかあぁぁっ! ふん!!」
 木製のカラクリ人形に抱きつき、腕と足の力で粉砕する。孫市は今、人間の持つ無限の可能性というものをまざまざと見せつけていた。
「な、何ですって!?」
 さすがに唖然とする月英の眼前に、孫市は立ちはだかった。素早く手首をつかみ、組み伏せる。
「俺は本気なんだよ……分かる?」
 今度の月英は間違いなく、温もりも香りもある人妻だった。
「や、やめなさい……私には孔明様が、んんっ」
 少しだけ怒りを込めて、強引に唇をふさぐ。舌を入れると噛まれそうなので唇を擦り合わせるだけだが、それでも孫市の接吻は女を脱力させる力を持っていた。恐るべきは夜の狙撃手。
「ん……ん――っ……あ……はぁあ……あむっ!?」
 長い髪を手でとかしながら、歯列を舐め上げ、徐々に舌を挿し込んでいく。舌を絡め取ると、ますます孫市は彼女を自分の土俵に引き込んでいた。人妻の唾液は清涼で、それでいて温かい。
 銀糸を引くほどの濃密な接吻の後、ようやく孫市は唇を放した。月英は孫市の下で、切なげな吐息を漏らしている。頬はすでに、朱に染まり始めていた。
「こ……こんなこと……許されると……」
「いやいや。男を手籠めにしようなんていけないことを考えてる奥さんには、お仕置きが必要……だろ?」
 孫市は寝巻の胸元に、手をそっと挿し入れた。月英は着やせするくちなのだろう。手のひらに感じる質感は想像以上に立派だった。肌理も実に細かい。鎧の下に押し込んでいるのはもったいない代物だろう。
「う……」
 指先が淡い頂に伸びると、月英はピクンとはねた。感度は良好、親指と人差し指でつまみ、転がす。刺激を受けた尖りが、むくむくといやらしく立ち上がる。
「素直な反応は、嬉しいね」
「あなた相手に、感じてなど……はうぅ! あぁんっ」
「じゃあなんで、さっき俺の舌を噛まなかった?」
「そ、それは」
 問いかけながら、両手で双乳を存分に可愛がる。両脇から寄せると、深い谷間が刻まれた。理知的な女性の肉体とは思えないほど、淫靡な光景が展開する。
「あっ、や! そんなに、しないでっ」
「信じて耐える貴女は、美しい。だがな、旦那がいいカッコするために何もかも我慢……なんて、普通にナシだろ」
 孫市は月英をモノにするために言葉を尽くしているが、まるっきりの出まかせでもない。大義だろうと正義だろうと、そのために女を切り捨てる男は許せなかった。
 豊乳のいただきを、口に含む。少々痛みを感じるくらい強めに吸い立て、放す。夫以外の吸い痕が、柔肌にくっきりと刻まれた。いくつも、いくつも。月英の顔に、はっきりと焦りの色が浮かぶ。
「やだ、そんなのつけないで……わ、私……孔明様を裏切るわけには……」
「んぷ……まあ、その気持ちもわかるさ。万が一貴女がよろめいたときは、俺のせいにしてくれていい」
 孫市はさらに、薄衣の前を完全にはだけさせた。縦長のへそになだらかな下腹部、そして濃密ながら手入れの行き届いた茂みがあらわになる。夫のために整えているのだと思うと、その花園へと無性に踏み込みたくなってくる。
「よっと」
 孫市は月英の足首をつかみ、頭の側に倒した。女体が窮屈そうに折れ曲がり、花園が孫市の目にさらされる。後門まで見られてしまうこの体勢は、恥ずかしいなどというものではない。
「ああ……綺麗だ」
「あひっ!」
 茂みの下、包皮に守られた肉豆をそっと剥き上げる。月英のそれはよく発達していた。果たして、触れてみると。
「あうう! 剥いては、剥いてはなりません……っ」
 美尻を振って、月英が抗う。何だか、秘所がしゃべっているようで笑える。男根に数倍する快楽の発生源を、孫市はねちっこく弄り倒す。
「あ! くふ、んあああ! だめ、はひいいっ」
 月英は手も足も完全に自由なのだが、まるで抵抗を忘れているようだった。恐怖と快感がごちゃまぜで、何をなすべきかを見失っているのかもしれない。いつもの端正な顔立ちが、徐々に蕩けてきていた。そして、下の口も。
「貴女の蜜壺、試させてもらうぜ」
「んんんっ!!」
 孫市の指が、遠慮なく月英の秘裂へと潜り込んだ。当然自慢の肉鉄砲ほど太くはないが、代わりに変幻自在に蠢くことができる。肉襞の海を泳ぎながら、孫市は月英の反応を見て快楽の引き金を探る。
「はぅ、くぅううんっ!? そ、そこはあぁっ!」
 急に、月英の喘ぎが甲高くなった。ツボをとらえたのだ。それを見逃す孫市でもない。擦り立てるほどに、指には恥蜜が絡み、隙間からあふれ出して後門まで濡らす。
「耐えないと……孔明様以外で……こんな……はぅ、やああっ」
「そりゃやばいって。旦那と比べられると燃えるんだぜ、男ってのは」
 思わず唇を舐めながら、孫市は月英を追い詰めていく。はしたないにも程がある格好のまま、月英はビクンビクンと裸身をわななかせ――
「あ! イ、クフウゥゥッ!」
 肉体が、過ちを犯した。

 脱力しきった月英の脚の間に割って入ると、孫市は股間から肉鉄砲を取り出した。人妻の痴態をさんざん鑑賞してきたから、それはもう大暴れの準備を万端に整えていた。
「さて、ここで問題だ。愛って、何だと思う?」
 濡れそぼつ月英の秘裂にあてがう。彼女からの答えはない。
「ためらわないことさ」
 そう、たとえ相手が人妻であろうと、一気に腰を進める。
「ああ――」
 月英が大きくのけぞった。切れ長の目尻の端に、涙が光る。
「おお……」
 孫市もまた、あまりの具合に言葉に詰まる。征服欲・同情・罪悪感。そういったいろいろな感情を彼に抱かせるということは、孫市にとって月英はまぎれもなくいい女だった。
「限界まで飛んでもらうぜ?」
 腰のバネを最大限に使い、孫市は月英の最奥を突く。そのたびに豊乳は前後にたゆんたゆんと揺れ、結合部からはパンパンと肉を打つ音が響く。心はバラバラでも、二人の身体は確かに繋がっていた。これから先、心まで近づくという保証はどこにもないけれど。
「おぉうっ、これはいつまでも……我慢できそうにないな……凄いよ、月英……」
「いっいやあ! くああ、そ、それだけは、お願い、んはああっ、らめ、いやあああっ」
 理性と本能の狭間で悶絶しながら、月英は最後の一線を超えないよう懇願する。さすがに孫市も、そこまで鬼ではない。
「ああ、分かった。代わりに……貴女の肌を塗り潰したい……っと!」
 間一髪、孫市は月英の中から肉鉄砲を引き抜いた。直後に、限界が訪れる。
「うっ……オオオ――ッ!!」
 咆哮し、孫市はさまよえる白い弾丸を解き放った。情熱と欲望のたぎりが、貞淑な人妻の柔肌に次々と降り注ぐ。
「あ、ああ、私、私……ううっ、ううう……」
「分かってる、悪いのは俺さ」
 月英の嗚咽が聞こえる。人妻に手を出すとこうなることも慣れっこだが、そのままさようならいうこともできないのが孫市だった。お楽しみの後は、償わなくてはならない。

 翌朝。南中に旅立つ一行は城内の広場に集合した。
 孫市の顔は思いっきり腫れ上がっていた。気が済むまで月英に殴らせたのだ。あの擬似男根だけは勘弁してもらったが。
 驚いた真田幸村が声をかける。彼も昨日、合流したばかりだった。
「どうしたのだ孫市殿! まさか敵に襲われたのでは?」
「ああ、ちょっとな。気にすんな、雑賀衆の戦いには昼も夜もなくてね」
 少し離れたところの月英と目が合う。どんな目で睨み返してくるかと思いきや、彼女はそっと目を伏せるばかりだった。
(あら……こりゃまた微妙だね……)
「さあ、行こうぜ趙雲、幸村! 俺の、いやいや俺たちの戦いは始まったばかりさ」
 どんなに勝算が低くても、夜の狙撃手はまだまだあきらめないだろう。

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この物語のヒロインたちは、以下の作品にも出ています
諸葛亮×月英  月英×姜維  遠呂智の淫謀 月英編

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Written by◆17P/B1Dqzo