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遠呂智の淫謀 妲己編

「む……!」
 ここにはいない娘の悲鳴が、忠勝には聞こえた気がした。それが意味するのは、つまり。
「友情に我を忘れた報い……それでも稲は、本多平八の娘なり」
 とにかく、先を急ぐしかない。だが古志城の前まで来たとき、反遠呂智軍の面々は状況の
厳しさを思い知らされた。
「やはり、跳ね橋が上げられているか」
 孫堅が唇を噛んだ。
 目の前には、底の見えない暗黒の断崖が口を開けていた。人間はもちろん、騎馬の脚力でも
飛び越えることなど到底できない距離である。かといって、新たな橋をのんきに架けている
暇はないだろう。
 誰かが、対岸に渡らねばならない。誰が……

「フン。怯むこと、それ自体が雑魚の証だ」
 傲慢極まりない声が、前方から響いてきた。赤兎馬にまたがり、後漢末最強の男が城を
睨んでいる。瞳には、いささかのためらいも浮かんでいない。
「見てのとおりだ。橋はない。だが俺は行く。貂蝉が待っているからな」
 呂布は赤兎馬を数歩下がらせた。主人の覚悟を感じ取ったのか、赤兎も低くいななく。
そして、猛然と駆け出した。
「うおおおお――っ!!」
『飛将』――元は前漢の李広将軍に冠せられた二つ名だが、今の呂布はまさに飛将の
面目躍如たるものがあった。
 人中の呂布、馬中の赤兎。二つの力が合わされば、越えられぬものなどない。呂布は独り、
誰もが不可能と思えた距離を跳んでしまった。そのまま、城の奥へと姿が消える。
 呆然とする一同の中で、忠勝だけが淡々と前に進み出る。
「では、拙者も参る。各々方、しばし待たれよ」
 それだけ言って、忠勝も崖の前に立った。手綱を握り締め、静かに駆け出す。
「はっ!」
 まるで当然のことのように、忠勝は何の気負いもなく崖を跳び越えてみせた。対岸で忠勝は
馬から下り、何やら付近を調べている。ほどなくして……
「おお……!」
 轟音と共に跳ね橋が傾きはじめ、ついには谷の上に架かった。忠勝が仕掛けを作動させていた。
「さあ、渡ってこられよ! 遠呂智に奪われしもの、我らの手で取り返すために」
 喊声を上げ、男たちが続々と死地に踏み込んでいった。

 男根に酷似した頭部を持つ蛇たちが、大広間の床を隙間なく埋め尽くしている。
 遠呂智は分身することなく、十六匹の蛇を股間から飛び出させていた。もはや『ヤマタノ』オロチ
ですらない。
 蛇どもは最も雄々しい一匹を除いて、女たちと交わっていた。爬虫類に犯されていると
いうのに、顔に嫌悪感は微塵も浮かんでいない。皆、毒液を胎内に注がれ、記憶も人格も
消去されていた。今の彼女たちは、遠呂智に精気を吸われるための餌にすぎない。肉体は
以前にも増して美しくなっていることが、かえって悲しい。

「はおあっ! やはり遠呂智様の陽物は摩訶不思議……あはあぁ」
 いまだ残る知的好奇心と性欲がないまぜになったまま、月英は長い髪を振り乱す。蛇の
動きを膣内で感じ取るため、黙って仰向けで貫かれている。研究熱心もここまで
来ると狂気じみている。そうさせたのは遠呂智と妲己だが。
「正直……凄い……おっおああっ」
 感情に振り回されることなどなかった星彩が、白目を剥きよだれを垂らして悶絶している。
よほど、日頃自分を抑圧していたとしか思えない。無様なイキ顔も、なぜか微笑ましいものがあった。
「はひっ、はひっ! わたくしの淫らな調べ、我が君のためにっ」
 甄姫は、熟した美尻の谷間に蛇を招き入れている。むっちりした尻肉には、いくつも
深い咬み痕が付けられている。痛みさえ、被虐的な快感となっていよう。
「ダメぇ……身体が、勝手に、いや、いやぁ……あおおぅんっ」
 立ったまま下から挿入された孫尚香は、弓なりにのけぞりながら腰をカクカク振っていた。
半ば意識は飛びかけており、ほとんど反射的に動いている。健康美にあふれた若い肉体が
不健全極まる色気を漂わせている。
「私などでよければいくらでも、ねえ小喬っ」
「うんっ、うん! 一緒に行こう、お姉ちゃあんっ」
 二喬が姉妹仲良く抱き合って、小さな小さな乳首を擦り合わせる。二匹の蛇が、姉妹の
幼い姫割れを交互に掘削し、味わっていた。
「嗚呼……乱世も間もなく終わり、悦びに溢れた世が来るのですね……」
 貂蝉はうっとりとした眼差しを投げかけながら、大蛇に口づけを繰り返していた。再び
自分の中で、猛り狂わせるため。
「熱いよっ! アタシの奥の奥まで、燃えさせておくれ!」
 祝融は、肉付き豊かな長身を蛇に緊縛されていた。南国育ちの小麦色の肌が、生白い蛇の
鎖によってくびり出され、南蛮王妃たる彼女を肉奴隷としていっそう艶かしく見せている。

「んふう……遠呂智様、雄々しい……もっと市を……ああ」
 あのお市が、用を足すような下品な格好のまま、全身をまた震わせた。もう、何度目の
絶頂か分からない。長政との愛の結晶を毒液で溶かされたことなど、とうに忘れている。
「ああんんんっ、いんでまううっ! こ、こないに好いてくれはるなら、うち根の国まで
もぉ」
 下から激しく小刻みに突き上げられ、阿国は騎乗位で身を弾ませていた。ペタンペタンと、
拍子を取るかのように尻が床を打つ。さすがに歌舞伎踊りの創始者、そのまぐわいは
躍動感に満ちている。『神に仕える』という巫女のあるべき姿を、体現するかのように。
「にゃはあぁん♪ この感覚、病み付きになっちゃうぅん」
 最年少で最も小柄なくのいちだが、陽物の扱いは手馴れていた。なんと逆さ吊りの状態で、
上から串刺しにされている。勢いがついて気持ちよいのだろうか。
「ふふ……ふふふ……欲しいんでしょ? ああ言って、欲しいって!」
 まさに蝮のごとく唇を舐めながら、濃姫は蛇の鎌首を両手でつかんでいた。そのまま、
自ら突き入れて愉しんでいる。支配しているのか、されているのか。この期に及んでも、
分かりかねる。
「素敵です、遠呂智様、素敵ですうっ! お尻、おひりがいいのおぉお」
 先ほど処女を失ったばかりの稲が、もう嬌声をあげていた。きついほど嬉しいのか、
あれほど痛がっていた肛姦をすんなりと受け入れている。既に直腸の先まで蛇は達して
いるらしい。封じられていた変態の素質が、隠微に花開きつつあった。
「遠呂智様ぁ……捨てないでぇ! もっともっと、ご奉仕いたしますから……ああ! 私は
果報者にございます」
 四つん這いになって、立花ァ千代は目いっぱい媚びている。鎧の下に隠されて
いた美巨乳をユサユサと前後に揺らしている。年齢不相応な無毛の桜貝も、大蛇を従順に
招き入れていた。あの誇り高い女当主が……一番最初に捕まった彼女は、人格の変貌も
凄まじいものがあった。
「お前様、あたし、幸せだよぉ」
 ねねのなだらかな下腹部が、不気味に波打っている。膣内だけでは飽き足らず、子宮口を
こじ開け、その先で大蛇はのたくっていた。子宮へ直接の擬似種付けに、本能が貪欲に
応じている。

 十五人の美女たちと同時に交わりながら、遠呂智は冷たい笑みだけを浮かべている。
彼の目的は、酒池肉林の宴などではない。
「さあ、我に捧げよ。淫らに練り上げられた、貴様らの精気を」
「はい……」
「あっ、あっ……」
「ひぃやあああっ!!」
 悦び喘ぎ、玉の汗を飛び散らせ、互いに唇を重ねながら、女たちは内に宿った力を極限まで
解放させられた。目もくらむばかりの光が子宮から発し、蛇の胴体を伝って遠呂智へと
流れ込んでいく。遠呂智の言うとおり、女たちの生命力が光となっていた。並の女であれば
ものの数秒で干からびてしまう量だが、無双の力を持つ彼女たちからは尽きることなく
湧き出してくる。
 魔王をさらに超える力を持ちつつある証拠に、遠呂智の肌や鎧が金色に輝いていく。
 やがて、精気を存分に溜め込んだ遠呂智は大鎌を高々と掲げた。その格好のまま、数秒固まる。
「ぬううっ……はあ――っ!」
 大鎌を石畳に突き立て、溜めていた力を解き放つ。遠呂智を中心に、暗紫色の波動が
全方位へと放たれた。城を構成する無数の蛇たちが、その膨大な闇の力を城外へと送っていく。
「な、何だこれは、ぐぎゃああああ」
「お、遠呂智様、なぜぇ」
 数分にして城の外壁に達した波動は、大気を揺るがし大地を割り、弱き雑兵たちを飲み込んで
消滅させていく。敵味方無差別に。生き残れるのは一定以上の力を持つ強者のみ。
瞬く間に、数万の命が消滅した。
 これが、月英の言っていた『発明』だった。遠呂智と女たちと古志城を繋ぐことで、
城全体が巨大な全方位兵器と化した。しかも、その射程は遠呂智が強くなればなるほど長くなる。
最終的には、この世界を飲み込むほどに。
 古志城の手前まで来ていた諸葛亮にも、これは予想を超えていた。彼にはそよ風程度でしかないが、
民草が失われては国も存続などできない。
「遠呂智は房中術を極め、この世界の神になるつもりだと思っていましたが……世界そのものを
滅ぼすつもりですか。何としても、儀式を止めねば」
 諸葛亮は静かな足取りで、跳ね橋を下りていった。

 妲己は遠呂智の力に戦慄を覚えながら、その圧倒的な力に惚れ惚れとしていた。真っ赤に
塗られた爪の先で、唇を撫でる。
「これで遠呂智様を倒せる人間なんていなくなったわ。あとは欲望のままに生きるだけ……ふふふ」
「妲己よ。我を滅ぼせぬ下らぬ世界に、君臨しようとは思わぬ」
「え?」
 妲己は我が耳を疑った。発言の意味が、まるで理解できない。
「何を言ってるの? この世界、私たちの好きにできるのよ?」
 これだけの女たちを激しく貫きながら、遠呂智には息の乱れ一つない。あくまでも冷静に、
言葉を紡ぎ出す。
「我を超える強者がいなかった以上、この世界に用はない。我は再び、この城と、女たちと
共に時空を旅することにしよう。次なる、強者のいる世界を創り出すまで」
「ふ〜ん……」
 壮大な話にも、妲己の反応は鈍い。

 遠呂智はそれを、いつもの気まぐれと取った。
「お前も愉しまぬか? 心配せずとも、こやつらのように人形になどはせぬ。我が分身、
好きに使うがいい」
 こめかみに人差し指を当て、妲己はしばらく考えるそぶりを見せた。しかし、自分以外の
女たちが十五人もよがり狂っている。なのに生来の淫婦たる彼女が、行儀よく見物など
できるはずもない。しかも大蛇は、最も太い一本が残されている。妲己のために。
「……そうねえ、反乱軍の生き残りも、さっきので怖気づいちゃったでしょうし」
 妲己は寝そべると、鎌首をもたげた蛇に抱きついた。細い指で、人間で言えば雁首や蟻の
門渡りにあたる部分をそっとくすぐる。
「ホント、人間のオチ○ポによく似てきたわよね……あむっ、んぐっ……」
 蛇の頭を味見するように舐めてから、頬張る。頬をすぼませて顔を前後させ、徐々に奥へ
奥へと飲み込む。ついには喉の奥でくわえ込んでしまった。その間にも、舌で鎌首をねぶり続ける。
 胴は胸の谷間でこすりたて、膝の裏で挟んでしごく。しかも、それを同時に。濃姫にも
負けない乳房はもちろん、ふくらはぎさえ吸い付くように柔らかい。香油でも塗っているのか
全身は不自然にぬめり、陽物との滑りをさらに高めている。
「む……う」
 遠呂智が、低い声で唸る。粘液にまみれた蛇の表皮から、痺れや寒気に似た、しかし
そのどちらでもない感覚が立ち上ってくる。濃姫を犯したときの感覚に近かったが、今度は
明確に快楽として認識できた。人外同士、だからだろうか。
 蛇が痙攣するのが、妲己には分かった。人間で言えば『イキそう』ということに他ならない。
喉を傷つけないよう、妲己は慎重に蛇を吐き出していく。出てきた蛇の頭は、すでに
唾液でテラテラしていた。

「ぷはぁ……それじゃ、そろそろいただきますか」
 妲己がパチンと指を鳴らす。彼女の着衣が煙のようにかき消えた。
 細身ではあるが、胸や尻、太腿には豊富に脂が乗っている。肌は病的なまでに白く、
乳房には静脈が薄く透けるほどだった。色づく乳頭が、いっそう鮮やかに見える。そして
無毛の秘裂から盛大にはみ出した、鮮紅色の花びらも。しかも指一本触れられてもいないのに、
花弁からはすでに蜜が滴り落ちていた。
 尻の上から、九本の尾が伸びている。耳や足先と同じく、美しい黄金色の毛に覆われていた。
千年狐狸精・白面金毛九尾狐。もはや本性を隠す必要もなかった。
 遠呂智の背中に腕を回し、魔王の真っ青な頬に接吻する。
 大蛇が忍び寄ってきて、熟しきった肉アケビの匂いを嗅ぎ――前戯もなしに鼻先を突っ込む。
「あぁん……やっぱり太くて……最っ高!」
 妲己の腰が、飛び上がらんばかりに浮いた。すぐさま、自ら腰を落とす。
 妲己の膣内は、生娘よりも狭く柔軟で、しかも肉襞一つ一つが意思を持つかのように蠢く。
無数の舌に口唇愛撫を施されている、といった感覚に近いかもしれない。
「あんっそこっ、あっあっあっ、アー、ハア――ンッ」
 しかもそこに、妲己自身の動きが加わる。小刻みに身体を上下させ、時折子宮口寸前まで
ズブズブとくわえ込む。絞り上げるような腰のひねりも、強烈なものがある。上下する魔乳で視覚を、
尻たぶを打つ音で聴覚も愉しませる。並の男なら数往復で射精どころか打ち止めに
追い込まれよう。
「さすがは妲己。快なり……おお、快なり!」
 遠呂智とあろう者が精気を吸うのも忘れ、妲己の膣内で蛇を激しく往復させる。男根の
先端から舌を伸ばすという人外の愛撫も、妲己を燃えさせた。まるで数年来の恋人同士のように、
二人の動きは見事な同調を見せている。

 ここに、一人の男と十六人の女が一つに繋がった。まぐわいの熱は空気をどんよりと淀ませた。
唾液、汗、愛汁。女たちの体液という体液が匂いたち、広間に充満する。めいめいに
発せられた嬌声は奇妙な和音となってあふれ、何よ十六の美しき女体がしなやかに躍る。
 永遠に続く狂宴が、完成したかに思えた。

 だが。

 異変はそのとき起きた。
「何だ? 我に満ち満ちていた力が……妲己、これは何のつもりだ」
 遠呂智が妲己に疑惑の視線を向ける。彼女を貫く大蛇から、急激に精気が漏れていく。
妲己は動きを止め、遠呂智を真っ向から睨み返した。その瞳は、性交中とは思えないほど
冷たく、怒りに満ちていた。
 真紅の唇が、ゆっくりと動く。
「何のつもりって、あなたの好きにさせないつもりよ。私はね、この世界で衝動のままに
楽しもうと思っていたの。太公望も、安倍泰成もいないこの世界で」
 殷周革命、平安時代。時と国をまたいで、彼女は常に悪役とされていた。そして、繰り返し
討伐された。人間の正義の名の下に。
「あなたも同じだと思っていた。あなたを殺した神のいない世界に君臨したいんだって。
なのに、せっかく支配したこの世界を放り出すなんて……あんなに一緒だったのにぃ!!」
 耳をつんざく甲高い叫びとともに、妲己の膣が締まりを増した。遠呂智に快感を与える
ためでなく、その力を奪い取るため。
「ぐおおおぅ……」
 遠呂智は妲己を支配するべく、大蛇から毒液を放とうとした。だがあえなく果ててしまう。
人間の男根に近づいたことで、敏感さも増していた。濃姫のときに気付くべきだった。
これだけ女を抱けば、体が肉の悦びを覚えて当然ということを。他の蛇の胴にも
ふわふわの尾が巻きついてこすりたて、絶頂に追い込んでいく。力を失った蛇たちは、
ずるりずるりと女たちの胎内を抜け出しはじめた。
「アッ……抜かないでっ……うう」
「遠呂智様……私を捨てないで……」
 蛇を引き抜かれた娘たちは、糸が切れた人形のように、その場に次々と崩れ落ちた。
汗ばんだ乳房が、静かに上下している。精神はともかく、肉体的に別状はないらしい。

 精気の供給源を失い、神にも等しかった遠呂智の力は急速に弱まっていく。
 進軍を止めるほどだった天変地異も収まり始めた。
「市、何も覚えていなくてもいい、ただ戻ってきてくれれば!」
「ねねー、わしが悪かった、今度こそ浮気はせんから!」
 好機到来。無双の英雄たちが、愛する者の名を呼びつつ、我先にと最深部へ向かう。
「遠呂智はおなごを集めて、蹴鞠でもしておるのかの? 麿も仲間に入れてほしいの、の!」
――英雄というか、大物も。

 遠呂智は喜んでいた。妲己がやはり、自分に刃向かう強者であることを。
「クク……そうでなくてはな。貴様をも贄として、今こそ我は無双の中の無双となる」
「贄ですって? 誰に物を言ってるの、このタマナシヘナチン……ええっ!?」
 十六匹の蛇たちはたちまちよみがえり、すべての鼻先が妲己に向かった。体の奥深くで
繋がっているのだから、とっさには逃げられない。
「こ、こんな、こんなにいっぱいいぃぃ……ひぎ、あぐぅ、ふぐううぅっ!!」
 膣には二匹が追加された。うちは一匹は子宮口をこじ開け、中でとぐろを巻く。狭い尻穴には
二匹が先を争って入り込み、菊門に血をにじませた。そのまま、どこまでも腸内を
さかのぼっていく。口は再び蛇でふさがれ、喉まで犯された。計六本、そのすべてから
毒の奔流が噴き出す。
 そのほかの蛇どもも、手足や胴体を千切れる寸前まで縛り上げる。まこと妲己にふさわしい、
淫虐な処刑と言えよう。
(これが遠呂智の本気……これが、魔王の力……凄い)
 苦痛と快楽の極みの中で、妲己は不思議なほどに幸福感を味わっていた。力づくも、
ここまでくるとすがすがしく思えた。
 だが、黙って肉人形にされるつもりもない。軽々しく胎内に侵入した蛇たちを、膣壁と
腸壁でもてなす。搾り尽くし、衰弱死させるため。

最後の最後で相争う、遠呂智と妲己。そして、無双の英雄たちとの決着は――

妲己編 完

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弓姫二人 その3

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Written by◆17P/B1Dqzo